EVERGREEN CULTURE

Mi casa, su casa!

(歌詞和訳)Rainy Night In Georgia - Tony Joe White

 

 

こんばんは!

 

ジョージア州に纏わる名曲って多いですよね。

Midnight Train To Georgia Georgia On My Mind、あとオーティス・レディングThe Dock Of The Bayやアラン・ジャクソンのChattahoocheeなどもジョージアの曲です。

今回はTony Joe WhiteRainy Night In Georgiaをご紹介します!

 

 

Written by : Tony Joe White

 

Hoverin' by my suitcase

スーツケースを持って彷徨いながら

Tryin' to find a warm place to spend the night

夜を過ごすための暖かい場所を探してみる

A heavy rain a fallin'

大雨が降ってきても

Seems I hear your voice callin'

俺には君がこう言ってるように聞こえる

"It's all right"

”大丈夫よ”

A rainy night in Georgia

ジョージアの雨の夜

A rainy night in Georgia

ジョージアの雨の夜

I believe it's rainin' all over the world

世界中で雨が降ってるようだ

 

Neon signs a flashin'

ネオンサインがピカッと光る

Taxi cabs and busses passin' through the night

タクシーやバスは夜通し通り過ぎていく

The distant moanin' of a train

電車の呻く音が遠くから聞こえるが

Seems to play a sad refrain to the night

それはまるで夜へ向かって悲しいリフを奏でているようだ

A rainy night in Georgia

ジョージアの雨の夜

It's such a rainy night in Georgia

ジョージア激しく雨が降る夜

Load, I believe it's rainin' all over the world

ああ、世界中で雨が降ってるようだ

 

How many times I've wondered

俺はいつも思って

It still comes out the same no matter how you look at it, think of it

どう見ても、どう考えても同じ結果になるとしても 

You just got to do your own thing

自分の好きな事をやらなきゃいけないと

I find me a place in a box car

俺は貨車の中で自分の居場所を見つけ、

So I take out my guitar to pass some time

暇を潰すためにギターを取り出した

Late at night when it's hard to rest

夜眠れない時には

I hold your picture to my chest

君の写真を胸に当てた

And I'm all right

それで俺はやっていけた

A rainy night in Georgia

ジョージアの雨の夜

Load, it's such a rainy night in Georgia

ジョージアの激しく雨が降る夜

it's rainin' all over the world

世界中で雨が降ってるようだ

 

 

3番の歌詞に出てくる"Do your own thing"「自分の好きな事をやれ」「自分の得意な事をやれ」という意味です。

この静かな曲調なので、Rainy Night In Georgiaの雨はしとしと降っている画を想像しますが、歌詞を読むと"it's rainin' all over the world”と書かれており、これを直訳すると「世界中で雨が降っている」となります。つまり、世界中で雨が降ってるように見えるほどの大雨というイメージです。

実際ジョージア州は降水量が多く、アトランタでは6月から毎日のように夕方に雷雨が発生します。

 

この曲を書いたのはトニー・ジョー・ホワイト(1967年リリース)という方で、スワンプ・ロックの先駆者です。スワンプ・ロックとは何かと言うと、白人の泥臭い音楽を指す言葉ですが、それだけではあまりイメージがつかめませんよね。

 

まずトニーが育ったルイジアナ州というのは沼地(スワンプ)が多く存在し、広大な湿地帯が広がっており湿度が高いのが特徴です。そのため夏は蒸し暑く、冬も暖かいです。

www.thecrazytourist.com

 

州の黒人比率は約3割と高めで、ブラックカルチャーが深く根付いています。それらはブルースだったり、ゴスペルのような音楽だったりします。

トニーはこうした環境で育った為、幼少よりカントリーやゴスペルに親しみ、そこからスワンプ・ロックというスタイルを確立していきました。

つまりアメリカ南部の音楽ゴスペル・カントリー・ブルース・ロックなど)をごちゃ混ぜにして割った音楽がスワンプ・ロックです。スワンプ・ロックの泥臭さというのはブルースやカントリー譲りでしょう。

 


Tony Joe White - Rainy Night In Georgia

 

ブルック・ベントン(1970年リリース)がこの曲をカバーしてますが、そちらも素晴らしいです。コーネル・デュプリーがブルックの歌声をギターでバックアップしていて、素敵な音選びが堪りません。オルガンのサウンドからはゴスペルの影響を感じられますし、ブルックのはスワンプよりR&Bに近い音楽になってます。

両者共に深みのある渋い歌声で、聴き心地最高です。

 

 

こうしたカントリーチックな曲を聴くと頭によぎる話があるんですが、以前山下達郎さんがラジオでほとんどのアメリカ人は勤勉で質素。ニューヨークはアメリカじゃないし、東京も日本じゃないし、パリもフランスじゃないんです。本当の意味での国の生活態度は誰もが謙虚で質素なんだという内容の事を仰ってました。

これは妻の竹内まりやさんが高校生の時にイリノイでホームステイをした際学んだ事で、まりやさんはそのノウハウを今でも忠実に守っているらしいです。

つまり国の心は田舎にあるという事ですね。カントリーソングには確かに質素な生活を匂わせる物がたくさんありますし、Rainy Night In Georgiaはまさにそんな曲。

 

ジョージア州、行ってみたいなあ。

Best of Tony Joe White

Best of Tony Joe White

  
Brook Benton - Rainy Night in Georgia

Brook Benton - Rainy Night in Georgia