EVERGREEN CULTURE

Mi casa, su casa!

詩から読み解く、ブライアン・セッツァーの紳士道! /【歌詞和訳】Lonely Avenue - Brian Setzer Orchestra

 

 

こんにちは!

前回まで取り上げた2曲は、グレン・ミラーの有名曲をブライアンがアレンジしたものだったんですが、今回取り上げるのはブライアンによる作詞作曲、Lonely Avenue。

ニューヨークでは、南北に走る通りの事を「Avenue」と言って、東西を走る通り「Street」なんですよね。この曲は、雨が降るニューヨークのAvenue(アベニュー)を一人歩き恋人を想う、悲しい男の話。

では、訳していきます!

 

 

Writtern By : Brian Setzer

 

Lonely Avenue, nothing left to do

通りには僕一人、何もする事は残ってない

At least, no, not with you

少なくとも君とはね

I took it kinda hard

何だかひどく悲しいよ

Lonely Avenue, take a stroll when you get the blues

通りには僕一人、君も気分が沈んだ時はブラブラ歩いてみなよ

You'll meet you don't know who when you take a walk down

まぁ君は誰か知らない奴と会って歩くだろうけど

Lonely Avenue

孤独な通りを

 

The rain keeps coming down in lonesome New York Town

ニューヨークの孤独な街に雨が降り続いてる

I know you're not around, but still I think I see

君が居ないのは分かってるけど、僕にはまだ見える気がするよ

Your reflection in the glass

グラスに映っている君が

Is it too late to ask for one more round?

やり直そうなんて頼むのは、もう遅すぎるかな?

A town this big I never knew

僕は知らなかったよ、この大きな街に

Could have a Lonely Avenue

孤独な通りがあったなんて

 

Don't you think that we could share

僕たち共有できないかな?

The memory of just one final laugh together

一緒に最後に笑った、唯一の思い出を

Don't you think that there's a chance

チャンスは無いだろうか?

Our paths may never cross again

僕らの道はもう二度と交わらないかも知れないんだ

Don't say forever

永遠とは言わないが

 

Lonely Avenue

通りには僕一人

Man, I'm through with you

そうさ、君とは終わったんだ

Your sidewalks are all cracked

君という歩道には完全にヒビが入ってしまった

All my memories are blue

僕の記憶は全てブルーさ

I'll cross another street

僕は別の通りへ渡るとしよう

But first I'll tell you what I'm gonna do

でもその前に、僕がこれからどうするか君に言うよ

I'll never walk again down that Lonely Avenue

僕は二度とあの孤独な通りを歩かないだろう

 

Don't you think that we could share

僕たち共有できないかな?

The memory of just one final laugh together

一緒に最後に笑った、たった1つの思い出を

Don't you think that there's a chance

チャンスは無いだろうか?

Our paths may never cross again

僕らの道はもう二度と交わらないかも知れないんだ

Don't say forever

永遠とは言わないが

 

Lonely Avenue

通りには僕一人

Man, I'm through with you

そうさ、君とは終わったんだ

Your sidewalks are all cracked

君という歩道には完全にヒビが入ってしまった

All my memories are blue

僕の記憶は全てブルーさ

I'll cross another street

僕は別の通りへ渡るとしよう

But first I'll tell you what I'm gonna do

でもその前に、僕がこれからどうするか君に言うよ

I'll never walk again down that Lonely Avenue

僕は二度とあの孤独な通りを歩かないだろう

I'll never walk again down that Lonely Avenue

僕は二度とあの孤独な通りを歩かないだろう

 

Take it hard = ひどく悲しむ 

Take a stroll = ぶらつく

Get the blues = 憂鬱になる

 

 

紳士でロックな男、ブライアン・セッツァー

 

Stray Cats時代からブライアンはLonely Summer Nightsとか、I Won't Stand In Your Wayとか、Lookin' Better Every Beerとか、6/8ビートのスローバラードを書くのが上手い人でした。そしてLonely AvenueBSOから出された曲という事で、ジャズ色全開のスローバラード。

ブライアンが生み出したこれらの名バラードソングの歌詞に注目すると、

 

Lonely Summer Nights夏の夜、が別れた恋人を思い浮かべ、どうすれば彼女が帰ってくるだろう、と一人悩んでいる曲。

I Won't Stand In Your Way彼女に浮気をされ嘘をつかれた男が、涙ぐむ彼女の姿を見て、もう君の邪魔はしないよと歌う曲。

Lookin' Better Every Beer酒屋で飲む男が、別れた恋人が帰って来た時のために、自分の心のスペースと、自分の隣の席を空けて待っているんだけど、左に座ってる娘がどのビールよりも美しく見える、と別れた恋人を思う気持ちと、諦めて新しい恋をしようとする、揺らぐ心を歌った曲。

 

歌詞を見ると、男は恋人を責める事をせず、彼女との思い出を静かに振り返ったり、彼女に帰って来てほしいというセンチメンタルな気持ちが素直に歌われていて、別れ際の粋な対応もカッコいいです。Lonely Avenueでも同じですね。

あと"Your sidewalks are all cracked"のような視覚的な歌詞も、曲の世界観に色をつけていて美しいです。

 

ブライアンはRock This Townのような「髪の毛セットしてパーティーに出かけて、今夜はかわいこちゃん達とぶっ倒れるまで踊り明かすぜ!」みたいな曲を書いてますが(そういうのも好きですが)、別れる時は紳士的で、そこにブライアンの男の美学みたいな物が滲み出てますよね!

Stray Cats活動時の若い頃から、おっさんになってビッグバンドを結成して、音楽のスタイルが変わっても、恋愛への考え方、その詩への表現が一貫してる所も素敵。

こういう所がブライアンに憧れる男が多かったり、曲が親しまれる理由の一つなのかなと思います。

 

evergreenculture.hateblo.jp

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Songs From Lonely Avenue (Bonus CD)

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